2025/03/10 14:00

手煎り焙煎をしていると、ご自宅での珈琲焙煎を趣味にしていらっしゃる方々にSNSのフォローをいただく事も多く、皆さん楽しんでいるご様子が窺えます。


手煎りは誰でも出来るのですが直火のため力強い味になる反面焦げが起きやすく、ムラ無く豆に火を入れるために「撹拌」をし続ける必要があり、焙煎機と違い機械や電力に頼らず[人力]でやり遂げる[体力]が必要です。


加えて、趣味でなく商売であれば味はもちろんのこと[精度][再現性][衛生管理][採算性]など…クリアしなければならない事が多く、それらをコントロールするために一番必要なものはただ一つ[感覚]に尽きると思っています。(いろんな意味で)


その[感覚]を[体力]を使ってアウトプットすることが[技術]


まさに、あれですね。「心技体」。その世界なのです。


1740回…深煎り豆の焼き上がりまでに手煎り焙煎器を煽る回数です。


蓋が付き、底が網になったB5版くらいの大きさの手鍋型の焙煎器には200g強の生豆が入り、改造された40cmある長い持ち手の先で1秒間に1度前後に揺すり1度撹拌する…それを最長で15分程切れ目無く五感を集中させ調整をしながら続けます。


もちろん、直火の熱と豆から出る煙とチャフにまみれて…


今日も少し二の腕が張りますし、寒い時期は腱鞘炎もつづきますが、それでもやり続ける理由があります。


等身大の自己表現。それがあのひと粒の珈琲豆に詰まっています。私の愉しさを皆さんが愉しんでくれるように…


(そのうち焙煎「機」を導入しますが、手煎りの味は忘れませんよ!)